この前、芸大生の方と話をしたんですけど、そのときの話がめちゃくちゃ興味深かったんですよね。
きっかけは、僕が芸大生に素朴な疑問を投げかけたときです。
「芸大の入学試験ってどこ評価するの?」
って。
そのときに、言われたのが、
「自分が見る主観と、周りから見られる客観を同時に持ち合わせてるかどうか」とのこと。
絵画などの芸術作品に共通していることは、誰かから見られるということ。だから客観的視点を持って作品を作らないといけないんだそう。
ぬわるほどおおおおー!!!!!
ぬわるほどんんんんん!!!!
ぎゃおおーーーす!!
ここで僕の着想シナプスが極限まで活性化!ピクシードゴンゴロロロー!!!!
キュイーーーーンン!!!
そうか!!!アートは自分の視点以外に、客観視をしてくれる自らのスタンドを持つことで生まれるのか!!!!!
つまり、自分を着飾るアート、ファッション性はスタンドを持っているからこそ磨かれる!
【おしゃれな人は、自分のスタンドを持っている説】
となったんです。
てことなんですが、これだとよく分からないと思うので、詳しく解説していきます。
アートとは何か
先ほどの芸大生の話に戻ると、彼が言うにアート性というのは、自らの隠なマイナスのエネルギーを持っている人から生まれるとのこと。
隠の要素が無ければアートは生み出せないんだそう。
失恋の気持ちを昇華させて作品を生み出したとか、やりきれない気持ちを歌にしたとか。。確かによく言われますよね。
マイナスの要素やセンシティブな気持ちを、自ら表現することでアートが生まれる。
この隠の要素は、限りなく個々人のものですよね。孤独とか喪失感とか絶望とかどれもマイナスな要素は、個々人が抱えるものなんです。
つまり、限りなく主観的な訳なんですよ。
一方、先ほども言ったように絵画などの作品を作り上げるために共通しているのは、誰かに見られる客観性を持たなければならないということ。
限りない主観を表出させ、客観的視点を持ってそれを整えていく作業が必要なわけなんです。
芸大生の彼は、芸大に合格するためにある訓練を行ったそう。それは、自分という主観で作品を作ると同時に、幽体離脱した自分を作り出して客観的視点でその作品を監視することを繰り返す訓練。
まさに、幽体離脱した自らのスタンドを作り出す訓練をしたわけなんですよ。
スタンドが何だか分からない人は『ジョジョの奇妙な冒険』を読もう。
ファッションとは何か
ここで、ファッションの話に移らせていただきます。
ファッションとはそもそも、自らを着飾ることです。
これは、人からどう見られるかという客観的視点が必要な訳ですよね。
絵画などの作品と同様です。
自らが持つ趣味や好みといった主観だけではなく、客観的視点を持たなければ、ファッションセンスが良いとはならないはずです。
前衛的なファッションで、世の中の客観的視点を覆すってこともありますけど、ここでは一般人のファッションセンスについて言及します。
つまり、芸大に受かるために主観と客観を持ち合わせると同様、ファッションセンスを磨くためにも主観と客観を持ち合わせる訓練が必要なわけなんです。
その訓練を重ねた方はファッションセンスに磨きがかかることでしょう。
すなわち、おしゃれな人は、自分のスタンドを持っている!
周りにどう見られているのか、客観的な視点を持った自らのスタンドが自分のファッションをチェックしてくれているのです!
というわけなんで、おしゃれになりたい人は、スタンドを作り出そう!
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