公立出身MARCH卒の普通の私が、なぜ司法試験に合格できたのか 松岡諒

生誕

1993年7月13日

出身

 日本 千葉県

出身校

千葉県立東葛飾高等学校

明治大学 法学部

中央大学大学院 法務研究科

職業

弁護士

弁護士や検事などの専門職は、憧れる職業の一つ。でも、司法試験は相当優秀で一握りの人のしか合格できないイメージ。そこで今回は、2019年に司法試験に合格し、翌年には弁護士になる予定の松岡さんに話を聞きました。ほとんどの人が学生時代にエリートコースを歩む法曹界の中で、公立中学・高校出身で自らを「普通な人」と自称する松岡さんに、なぜ弁護士を目指したか、どうやって司法試験を突破したのか、聞いてみました。

松岡 諒(まつおか りょう)1993年千葉県生まれ。明治大学法学部、中央大学大学院法務研究科卒。卒業後、2度目の司法試験で合格。2021年から弁護士事務所で勤務予定。

周りに勝てないから弁護士になる

小さい頃から自分の将来を現実的に考えていた

ーいつ弁護士を目指したんですか?

高校生の頃ですね。最初は、高校に入学する頃は理系の道に進もうと思ってました。スポーツメーカーの開発の人になりたかったんです。中学生のときに、自分はスポーツ選手になれるわけじゃないけど、スポーツメーカーの開発職ならスポーツに関われるかなと思ってました。でも、高校受験のときに数学が苦手で、入学後も理数系科目が壊滅的で。これは考え直そうと。そこで、高校生のときに文系の道に進むなら、専門職をやりたいなと思ったんです。中学校までは優秀なほうでしたが、高校ではみんな優秀だったので、このまま大学に進学して就職しても、この人達に勝てないなと思っていて。。専門職ならやっていけるかなって思ったんです。

文系の専門職で当時思いついたのは、弁護士と会計士。会計士は数字を使うから向いていないなと思い、弁護士になることにしました。司法試験は、ひたすら法律を覚えるものだと思っていて、自分は歴史科目が好きで、ただ単純にものを覚えるのは嫌いじゃなかったので。とりあえず大学は法学部に行って、一度法律を勉強してみて、ダメなら就職すれば良いと思ってましたね。

志望校を決めるときは、学歴を取りに行くんだったら早稲田と慶應の学部をいっぱい受験すると思うんですけど、そのときも学力で周りには勝てないなと思っていてたんですよ。だから、早慶ばかりを受けるのではなく、法学部しか受けませんでした。意地を張ってたんですかね。俺は学歴じゃないところで選ぶんだぞみたいな。

(最初のきっかけは意外とあっさりしているもんなんだね🧐)

大学入学後、本気で司法試験の勉強をはじめる

第1志望の早稲田大学法学部に落ち、明治大学へ

あれだけ法学部に行きたいと言っていましたが、正直学歴コンプレックスを抱えていて、浪人も少し考えていました。でも、浪人したら司法試験を受けるのも1年遅れてしまう。司法試験は学歴に有利不利があるわけではないので、司法試験を受けるなら早い方が良いなと思って、浪人をしないことに決めました。ただ、浪人しないと決めたからには、司法試験で頑張らなければなりません。大学入学の1週間前に、予備校の基本講座の説明会に受けに行きました。

説明会は気軽に参加していたんですが、「明日までに入会すれば15万安く講座を受けられます」って言われたんです。基本講座の定価は100万円くらい。その場で親に連絡して、「やるんだったら明日までに払うよ」と言われて、そのまま申し込みましたね。最初はダメだったら辞めれば良いやと思っていましたけど、親に85万円を払ってもらうとなったときに、一回ちゃんと本腰入れて勉強してから辞めないとダメだなって思っそれから勉強を始めました。

(予備校の上手いマーケティング手法だなと思ったけど、それはそれで人生を変える大きな後押しでもある🥴

ロースクールを目指すまで

サッカーサークルに入ってそれなりに大学生活は楽しんでいた

基礎講座は家でネットの授業を受けるんですけど、全く面白くない。30分やったら居眠りしちゃうし、結局1年のフルコースを最後までやれずに大学1年生は終わります。その後、家でネットの授業を受けることが自分には向いていないと思って、大学2年生から予備校に通い始め、予備校内のゼミにも入って本格的に勉強を進めました。大学2年の秋頃には、司法試験の予備試験を受けて、思っていたより点が取れて、そのまま浮かれてロースクールに行くことを決めました。だから、就職か弁護士の道に進むかは、大学2年の秋頃には決まってましたね。文系で大学院に進学することの怖さを感じていましたけど、就職活動は一切していません。それからロースクールに合格した瞬間に他の道はないなと決めて、腹を括りましたね。

最初の司法試験が人生で一番きつい瞬間

周りの友人たちが社会人になっていく姿を見て、早く司法試験に合格したいという焦りがあった

ー最初の司法試験はどうでした?

不安はありましたが、模試のABC判定でA判定をもらっていて、いつも通りやれば合格できるんじゃないかと思っていました。ただ、持ち前の本番の弱さを発揮してしまい、4日間の司法試験で初日の1番最初の科目でやらかしたんです。そのメンタルのままでいったら、次の科目の会社法の問題で本当にやらかして、結果的にその科目は、6段階評価のうち最低のF評価。あとから見たらそのFが響いて落ちました。そのあと、宿泊していたホテルで嗚咽して泣いていましたね。最後まで受け切りましたけど、帰り道に誰とも話したくなくて、みんなが電車に乗って帰る時間と被りたくなくて、カフェで時間潰してから帰りましたよ。合格発表を見たときも、すでに落ちたと思っていましたけど、いざ自分の番号がないのを確認すると、誰にも何にも連絡できませんでした。人生で一番きつい瞬間でしたね。

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